ー雪女郎ー 雪洞と凪
「イタタタッ。ごめんなさい・・・」








愛らしい声が聞こえる。








「って、貴方!!女?!」









お涼よりも先に立ち上がった子が、口元に手を当てていった。








(ば、バレた・・・)








「ねぇ、貴方。名前は?何処の人でありんす?」









この話し方・・・








こちらの方がつよいトーンではあるが、すぐに分かった。










「叔母上様の話し方に似ている。」









ボソリと呟いた。
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