ー雪女郎ー 雪洞と凪
「桃。」
しばらくして、低い声で言った。
「な、何でありんすか?雪洞姐さん・・・」
「お客様を、庭へお通しなさい。」
静かに言うと、お涼を見ることなく踵を返して、建物中に消えた。
桃が、あわあわとよってきた。
「わっちは、姐さんが何を考えているか分かりんせん。でも・・・」
「あの方は、どんな人より人らしいから。」
桃の言葉に、お涼は首をかしげた。
桃は、小さく微笑み、
「こちらへ。」
可愛らしい声で言った。
しばらくして、低い声で言った。
「な、何でありんすか?雪洞姐さん・・・」
「お客様を、庭へお通しなさい。」
静かに言うと、お涼を見ることなく踵を返して、建物中に消えた。
桃が、あわあわとよってきた。
「わっちは、姐さんが何を考えているか分かりんせん。でも・・・」
「あの方は、どんな人より人らしいから。」
桃の言葉に、お涼は首をかしげた。
桃は、小さく微笑み、
「こちらへ。」
可愛らしい声で言った。