ー雪女郎ー 雪洞と凪
お涼は涙を拭った。









これ以上は、聞いてはいけないと思い、静かにその場を去った。









空を見上げた。










色の白い月が、煌々と光っていた。








そして・・・









優しく包み込むような光で・・・









下界を見守っていた。
< 56 / 75 >

この作品をシェア

pagetop