ー雪女郎ー 雪洞と凪
凪は、ふっと口元を緩めた。
「周りも見てみなさい。お涼。どこかに貴方の想い人がいるから。」
「心を見てみなさい。お涼。必ず、貴方に想い人がいるから。」
「私は、両親に捨てられた。けれど・・・私を心から愛し、想ってくれる人がいた。」
凪は、空を仰ぎ見た。
「その人に会うことはできないけれど・・・ずっと想ってる。」
「お涼。人生って言うのはね、長い。想って愛してもらって・・・それに気がつくことができたとき。」
「貴方の人生は、その人たちに感謝することで・・・再び始まっていくから。」
「元気でいなさいな。私もまた、あなたを想う人の一人ですよ。」
凪は、お涼に背を向け・・・来た道を戻っていった。
「周りも見てみなさい。お涼。どこかに貴方の想い人がいるから。」
「心を見てみなさい。お涼。必ず、貴方に想い人がいるから。」
「私は、両親に捨てられた。けれど・・・私を心から愛し、想ってくれる人がいた。」
凪は、空を仰ぎ見た。
「その人に会うことはできないけれど・・・ずっと想ってる。」
「お涼。人生って言うのはね、長い。想って愛してもらって・・・それに気がつくことができたとき。」
「貴方の人生は、その人たちに感謝することで・・・再び始まっていくから。」
「元気でいなさいな。私もまた、あなたを想う人の一人ですよ。」
凪は、お涼に背を向け・・・来た道を戻っていった。