本気なんです。

でも、ご褒美なら別のがいいな・・
頭撫でてもらいたい.....

って思ったのは秘密だけど。


「ん?どうした?こんな遅くまで頑張ったから、だいぶ疲れてるんじゃないのか?」

心配そうに私の顔を覗き込んでくる姿に...、キュンとしてしまった。


見た目は怖いのになぁ~、なんでこんなに優しいんだろ・・。

そのギャップにヤられそう......


「椎名?ホントに大丈夫か?」

「えっ?!あっ....ハイ。大丈夫デス。」

「ならいいけど。でも今日はもう遅いからこれで、帰れよ。俺も帰るから、送って行く。」

えっ....送って行く?

「えぇっ?!そんな、悪いんで、いいですよ!!」

「こんな時間、女の子を一人で帰せないだろ?」


そうちょっと困った顔で言われると、何も言い返せない....


「お手数おかけして、すみません.....」

「気にすんなって。さっ、帰るぞ!」

「ハイ....」



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