本気なんです。

部屋に入っても、自分の中のモヤモヤは消えてくれなくて、柊サンの横顔ばかりが浮かんでくる。


ベットの上でゴロゴロしながら、認めたくない想いが浮かんでくるのを、必死にパタパタと手で追い払う。

そんな事をしてる自分は、相当痛い子だなーなんて、今さら思いながら。


手で追い払って消えるぐらいの想いなら、消えてほしい。


同じ会社の、しかも同じ課の人に特別な感情を抱くなんて....


そう考えてる時点で、この想いを認めてるようなもんか....


ウジウジ考えてたって仕方無い!!
そんなの、私らしくないし!!





うん。


スキなんだ。



私は柊サンの事がスキなんだ。







自分で素直に認めると、胸のモヤモヤが軽くなったような気がした。



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