本気なんです。

家に帰ってからも、今日、会えないと思ってた柊サンに会えたのが嬉しくて。

私の顔はニヤけっぱなしだった。


携帯番号も本人から聞けたし!!


あ。
そういえば柊サンってば、帰る時に随分心配してくれてたなぁ。

女の子を一人で家に帰すのは不安だって。

そういうトコ、ホント優しいな。
見た目は怖いクセに。

それが、私だけに対する特別な優しさだったら嬉しいのになーなんて思いながら。


念の為、無事に家に帰りつきましたよ。
というメールを柊サンに送った。

ま、私が只単純にメールしてみたかったっていうのもあるんだけどね。


それからしばらくして、携帯が鳴ったので、”柊サンからメールの返事かも!”思って画面を見てみたら、着信。


「えぇぇぇ?!」


そりゃ、1人で大絶叫しちゃうよ!



だって、今持ってる携帯の画面に出てる名前は”柊サン”。



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