年上のイジワル彼氏


  「ちょっとアナタっ!どうしたの、大丈夫!!?」

 元気でハリのあるオバチャンの声が聞こえる。

  「はぅ~・・痛いです・・・」

 泣きそうになりながら、か細い声でそう告げる。

 ホント泣きそう、泣きたい・・・。


 そのあとオバチャンは傷口に消毒をしてくれて、

 家に電話してくれた。

 お礼を言って、病院にいくと、またビックリする結果だった。


 右足首の捻挫と、腕を骨折。

 
 幸い、おちたところが花壇の一部で柔らかかったため、

 重症にはならなかった。


 
 つまりあたしは、彼のことで浮かれていて遅刻しそうになって

 捻挫と骨折という結果になったのだ。


   ◆   ◇   ◆   ◇

 
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