年上のイジワル彼氏
・・・やっぱ優しいぃ・・・。
普通なら呆れるだろうに、
家まで送ってくれたし・・・。
ますます好きになるから・・・
で、『じゃ、気を付けて』って、
言ってくれた。
―――はっ!!!!!
優香・・・
優香って呼ばれた!!?
空耳・・・いや、空耳じゃない。
『じゃ、気を付けて。優香』
うん、ゆった!
どうしよ・・・
さっきまであんなに悲しかったのに。
勝手に頬がゆるんでくる。
すっごい、嬉しい。