年上のイジワル彼氏
『すっげぇ好き』
隆くんの声が響いた。
あたしの
耳に、胸に、
体中に、こだましていく。
特別な響きを持って、
優しく、
くすぐったい程に甘く、
あたしの心に届いた。
「...ぁたしも、
好き....です......」
ドキドキは最高潮。
あたしの髪に、
クシャッと指がとおった。
優しく、上下する。
「...ぁたしで良ければ、
付き合って...くだサイ...」
しぼりだすような、
小さな声。