年上のイジワル彼氏
「テンション上がってる?」
はしゃぎすぎた!
「う、ゴメン・・。」
「いいけど」
・・・なんか隆くん、
テンション低くありません?
なんかヤなことあったの?
いやでも、
何も知らないのに
あたしが首つっこんじゃダメかな。
「ね、とりあえず・・・
どっか入らない?」
ちょっと声がうわずった。
あたしはこういう雰囲気になると
声が出にくくなる癖がある。
「あ、でも、
お散歩する?
今日、おひさま気持ちいいしね」
言い終わってから
太陽が出ていないことに気付く。
曇り・・・。イラッ
「・・・・・・」
なんで何も言わないの?
怒ってはなさそうだけど。
なんか言ってよ、
気まずいんですけど!!
「ぁの、隆くん・・・」