ちょこれーと
切符売り場では夕方だというのに人で溢れかえっていた


普段なら待つのが嫌な私でも瑠加と並んでいる時間は楽しい


『大人2枚で。』


・・・えっ?


瑠加はそう言ってチケットを2枚買った


そして1枚を私に渡す


『置いてくぞ、』


「えっ。待って私の分のチケット代払うよ」


だって悪いじゃん


彼女が彼氏におごらせるとか


『そんなのいいから』


「でもぉ~、、、」


そんなやり取りが続いていると


『あぁ~!これぐらい奢らせろよっ!』









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