ちょこれーと
『もー。若菜だよ!小学校で一緒だったでしょ?』


えっ?若菜?
私の知っている若菜はもう少し太ってた気がするんだけど・・・


でも確かに声は昔の若菜のままだ


「えっ?本物の若菜なの?」


『そうだよ!やっと思い出したっ』


若菜は中学校に行く前に転校して行った私の親友。


また一緒の学校なんだ。


その事が素直に嬉しい


「若菜、めっちゃかわいくなったねっ!いいなぁー」


『いやいや愛梨のほうがかわいいからねっ!自覚しなよ』


若菜のいうことがいまいち理解できない


『それにさっきから男子達、愛梨の事みてるよ』


「そんな訳ないじゃん!」


私が必死で言っているのに若菜は


『あー、はいはい』


いかにもめんどくさそうに答える


『で、愛梨は何組なの?』


話を急に変えられた。


「私は2組だよ」


『本当?私も2組っ!一緒で良かったあ』


若菜と一緒なんて嬉し過ぎる










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