無双烈鋼サイバリオー
 
「………」

フーライボウは抗いもせず、そのまま闇の中へと身を躍らせて行った…


『貴様は善戦した。
だが所詮、古代の遺産が…
ましてやただの人間風情が我らマキーナに、魔王たる我に敵うことなど万に一つも有り得なかったということだ。
いずれは残る古代の遺産も混沌に沈ま…』

「生憎、お前のディナーになるつもりは無い!」

『!!?』


サイバリオーが3つの姿に変化するように…。

バシゴコウが2つのモードに切り替わるように…

「お前の敗因は、フーライボウの能力を甘くみたことだ、アンリマット!
撹乱戦を得意とする左右合体に対し…」

いつの間にかアンリマットの頭と尾に纏わり付いている無数の糸状ワイヤー。

「この上下合体は、捕獲戦を得意とする形態だ!」

その手綱を引くのは、今次元の狭間に堕ちたフーライボウ。

無限の闇の中から再び現れたフーライボウは、堕ちて行った時とは違う姿をしていた!

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