無双烈鋼サイバリオー
「ああ、えーっと…」
名前は分かるが、どっちが紅葉でどっちが牡丹なのか分からずに困惑する雷童に、萩が説明する。
「茶髪のツインテールが紅葉、黒髪のストレートが牡丹だ」
(まぁ…
どっちでも良いけどさ)
やがてバリベースから星羅と長船が出て来た。
「「「………」」」
「ん?
どうかした?」
星羅を見て、御吉野兄弟は絶句してしまっていた。
萩は妙にそわそわして目が泳いでいるし、双子は呆然としつつもマジマジと星羅を見つめていた。
それもそのはず、星羅の服装はタイトな黒革の超ミニのローライズスカートに、丈の短い白のタンクトップ。
タンクトップの左肩の肩紐は腕側に落ちており、豊満な胸の大半があらわになっている。
そしてお約束のノーブラ主義。
普通の女性なら、よほど勇気と度胸が無ければ着られない服装だとは思うが、既に星羅の大胆な服装に目が慣れてしまっている雷童と長船は別として、免疫の無い御吉野兄弟には衝撃だったに違いない。
(そうだな…
お前達には少々刺激が強すぎたかも知れないな。
色々な意味で)
雷童と長船は、御吉野兄弟の心中を察した。