無双烈鋼サイバリオー
「マユリちゃん…?
遠隔操作が成功したのか!?」
『は、はい…
な…んとか…
ですけど、やっぱり…
防御する…のが…
やっとみたいで…す…』
やはり緊張、そして穏やかな性格のマユリだからか…
今の一瞬だけで、精神的な疲労が出てしまっている。
『ハァ、ハァ…』
スピーカー越しに聞こえるマユリの息の乱れ…
「オサ、分離するぞ。
ゼタンにチェンジだ」
「な…!?
いや、今はそれが得策か…
マユリちゃん、サイバリオーが分離したら離脱してくれ!」
『え!?
で、でも…』
「いいから!
…やるぞ、ライ!」
「おうっ!
合体強制解除…
サイバリ・オープン!!」
合体を解除して空中に散開したバリマシンは、同時にエリゴールがフリスビーのように放った盾の攻撃を避けた!
「メタモリュージョン…
サイバリオー・ゼタン!
」
↓
甲丙 →乙
↑
ガキュイィィン!
「サイバリオー・ゼタン…
推参!!」
右腕が無い状態のサイバリオー・ゼタンは合体後の頭突きもできず、オマケに左右のバランスの悪さのせいで半分傾いていた。