無双烈鋼サイバリオー
 
「ライ、片腕だけではサイバリック・フォージは使えない。
だからゼタンの能力の利点を活かして戦う!」

「あぁ、分かってるって!
行くぜ!」

まずベリスに巨大なパンチで殴り掛かるゼタン!

『遅い…』

難無く避けられたが、今度はゼタンの胴体がエリゴールにタックルを仕掛ける。

『そんな速度の攻撃が、我々に当たると思っているのか?』

これも空振り…

立て続けにパンチとタックルの息もつかせぬ連続攻撃を繰り出すゼタン。

だが最高速のスピードで挑んでも、全て攻撃は回避されていまう…

『ベリス、そろそろ攻撃に転じる頃合いか?』

『そうだな、では反撃するか』

ベリスは斧でゼタンの拳を、エリゴールは盾の突起でゼタンの胴体を狙う!


「今だ、ライ!」

「よっしゃ!!」

『『何っ!?』』

ベリスとエリゴールは同時に叫んだ。

騎士たちの身体の回りには、ゼタンの胴体と拳を繋ぐチューブ状のアームが取り囲んでいたのだ!

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