無双烈鋼サイバリオー
「支配…ですって!?
冗談じゃないわよ!!」
星羅は怒りに顔を紅潮させた。
「いや。
実際我々は、彼等に支配されているワケでは無いからな。
彼等は『自分達が支配者だ』と我々に見せ付けているだけに過ぎない。
それよりも…」
服部が六芒星の、6つの頂点を順番に指差す。
「この6つの頂点。
これはマキーナの頂点を表現している可能性がある。
つまりアクマの王…
6人の魔王、という存在だ」
「魔王…」
雷堂、星羅、長船の3人は同時に呟き…戦慄した。
今まで様々なマキーナと戦い、苦しみ、勝利してきた彼等にとって、その上位の存在がいかに強大であるのか…
身を持って思い知っているのだ。
「地球に描かれた六芒星の頂点にあたる位置に、魔王が居ると推測される。
まぁ、魔王というからには、そう安々と動くようなコトは無いと思うが…」
「教授!」
服部の言葉を遮って、マユリが叫んだ。
「マキーナ出現です!
北極から一直線に…
日本へ向かっています!
反応エネルギーの強さから、恐らくは魔王クラス!」