無双烈鋼サイバリオー
「何だと!?」
「おい、オッサン!
魔王は自分の居場所から動かないんじゃ無かったのかよ!」
雷堂か服部に食ってかかる。
それを長船が制して言った。
「考えられる線としては、今までの配下の失態に業を煮やした魔王が自ら俺達を倒しに来た…というところか」
「セッカチね。
女に嫌われるわよ」
「いや、マキーナには性別は関係無いと思う」
「セーラさん、長船さん!
そんなコトを冷静に言っている場合ではありません!
魔王の到着予想ポイントは、琵琶湖あたりです。
すぐ出撃してください!」
「え?
あ…ハイ」
雷堂らはバリマシンを呼び寄せ、出撃した。
「相手が魔王だろうとマモーだろうと、やるしか無いぜ!」
「そうよ!
ウェディングドレスを着ずに、死ねるモンですか!」
「ほー…
着せてくれる相手は誰?」
「ぃゃ………
まだ居ない…けど…」
『3人とも、よく聞け!
魔王を相手に戦う前に、諸君に言っておきたいコトがある!』
いつもの調子で、バリマシンに乗りながら漫才まがいの会話を繰り広げる3人に、服部が通信で割り込んできた。