無双烈鋼サイバリオー
「何だよ、オッサン。
急に改まって…」
バリマシンに取り付けられたモニター越しに、いつもと違う神妙な顔付きの服部が映し出される。
その険しい表情に、一抹の不安を感じた雷堂達。
「教授、どうしたの?
気味悪いわ…」
「戦いのアドバイスか、強大な敵と戦う心構えを教えてくれるのですか?」
『いや。
ところで…
そろそろ琵琶湖か?」
「ああ、そうだけど…」
『よし…』
服部の目がピキーンと光った!
そしてオーバーアクション気味に右掌を左肩から振り下ろし、モニターカメラにかざした。
『合体せよ!
サイバリオー!!』
「………言いたいコトって、もしかしてソレ?」
『ああ。
前から一度、コレを言ってみたかったんだ。
どうだ?
キマってたか?』
プチン
雷堂は無言でモニターの電源を切った。
「セーラ、オサ!
カムドで行くぞ!」
「分かったわ!」
「頼むぜ、ライ!」
「「メタモリュージョン!」」
「サイバリオー・カムド!!」