無双烈鋼サイバリオー
シュウウウゥ…
電撃を浴びせられ、全身から黒い煙を吹き上げるカムド。
「うぅ…
だ、大丈夫…か?
セーラ、オサ…」
「一応、生きてる…わ」
「大丈夫じゃないけどな…」
『では…
貴様の処刑を始めるか』
「処刑…だと?」
『人間がマキーナに刃向かう。
それだけで大罪だ。
故に処刑するのは当然至極』
バェルゼブブは、ムチをヒュルっとカムドの首に巻き付けた。
『その首は貰っておこう。
我に立ち向かった勇気ある戦士として、我がコレクションに加えてやる』
「悪趣味ね…
首を集めてるなんて…」
『心配するな。
首以外はチリ一つ残さずに消滅させてやる』
バェルゼブブの腹部が開き、大口径の砲門が出現した。
「アレで俺達にトドメを刺すようだぜ…」
キュイイイイ…
砲門の内部が発光し始め、エネルギーがチャージされていくのが目に見える。
「これまで…か…
すまない、セーラ、オサ」
「ライ…
私…私ね、本当は…」