無双烈鋼サイバリオー
バシゴコウはゆっくりと前進し、
「改めて自己紹介するぜ。
俺の名はハギ…
御吉野萩(みよしの はぎ)。
このロボット、バシゴコウのメインパイロットさ。
こっちは俺の双子の妹…」
「えっと、御吉野紅葉
(みよしの もみじ)と…」
「御吉野牡丹
(みよしの ぼたん)でーす!
よろしくねっ!」
「俺は不破雷堂。
サイバリオー・カムドのメインパイロットにして、サイバリオーチームのリーダーだ」
「ちょぉっとぉ!
誰がリーダーですってぇ!?」
「やっぱりさ、一番年上の俺がリーダー…」
「いや、アンタは黙ってて」
…本来ならここで、お互いが自己紹介した後に
「これからもヨロシク!」
と、2体のロボットが堅い握手を交わすのが王道なのだろうが、やはりそれが許されるのは搭乗者のチームワークが取れている場合に限られるのだろう。
「サイバリオー…
お前ら、そのチームワークで今までよく戦って来られたな。
逆に感心するぜ…」
「あんちゃん。
私、おなか空いた〜」
「私も〜」
「…そうだな、帰るか」