誘惑☆ダーリン-三人の王子様-
「くるみに話したいことがあって……、聞いてくれる?」
誰もいない公園。
私達はベンチに腰を下ろした。
「うん」
「あのさ、ごめん!」
「え?」
日向が……謝ってる……。
「俺、くるみの気持ち考えてなくて……。でも無理矢理襲おうとか思ってねぇから」
まっすぐに私の目を見つめて。
「俺はくるみのこと、一番大事に思ってるから。それだけはわかってほしい」
なにも知らなかった。日向の気持ち。