誘惑☆ダーリン-三人の王子様-
危ないったらありゃしない。
そんなこんなで二時間。
くるみちゃんの料理っぷりも拝見できたし……帰ろっかな。
「じゃあ、くるみちゃん。土曜日、頑張ってね」
「うん。ありがと、楓」
笑顔で手を振るくるみちゃんに、僕はそっとキスをした。
唇……にしようか迷ったけど、おでこに。
「じゃあね、ばいばーい」
「ちょ、楓!!!」
くるみちゃんの声は家に入ると同時に聞こえなくなった。