瞳を閉じれば、キミが
ある日の放課後。



「実咲、今日は先に帰ってくれる?」



章宏は申し訳なさそうにそう言った。



「さっき、呼び出されたんだ。ごめんな」



「そっか。待ってようか?」



「いや、先に帰ってていいよ」






この時は何も感じていなかった。
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