星になっても




公園の入り口までくると

ベンチに人影があるのに気づいた。





駿だ!!




思わず駆け寄って話しかける。






「ねぇ、練習サボっていいの?」




「ねぇ、聞こえる?」







「口、開いてるよ?」







「…バカ。」








どんなに話しかけても


駿は空を見つめたまま


全然気づかない。




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