星になっても
「ねぇ!!咲!!」
咲はあたしの幼なじみ。
同じマンションに住んでいて
幼稚園からずっと一緒の親友。
咲なら気づいてくれるかも…
「咲っ…」
でも咲は話しかけるあたしの横を通り抜けて
駿に駆け寄った。
「駿くん?どうしたのぼ-っとして」
ゆっくり首を動かした駿が咲を見る。
「美菜が…」
「分かった!!美菜とケンカでもしたんでしょう?
だめじゃん大会前なのに部活抜け出しちゃ
あっあたしこれから雄介と待ち合わせだからじゃあねっ」