星になっても






「俺のせいだ」





不意に駿が呟いた。






「え?」







「俺が守ってやらなかったからだ…

美菜…

美菜に

会いたい


だから俺が…

会いに行く」





どこを見てるわけでもなく

そうつぶやく駿に

あたしの嫌な予感は的中した。


「駿…?」



なに言ってるの?


なにをしたいの?




あたし、ここにいるよ?







駿はそのまま

ゆっくりとフェンスに近づき

足をかける。




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