星になっても




体が固いコンクリートに打ち付けられて鈍い音とともにバウンドした。


うわっ痛そう。


自分の体なのにそう思う。



でも


不思議と痛みはない。





「うわぁぁぁん!!」




男の子の泣き声が聞こえた。



よかった…


無事だったんだ。



もうお母さんから離れちゃダメだよ。




聞こえるのは

ざわめきと

叫び声。



みなさん

ショッキングな映像見せちゃってごめんなさい。


そんなことを思いながら

意識を手放した。








最後に見えた青空がきれいだった。




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