星になっても




得体のしらないなにかから逃げるように走りつづけた。





誰か…




誰か、嘘だって言ってくれよ。








気づいたらよく美菜ときた学校裏の公園にいた。






激しく息がきれている。





苦しい…




いっそ、


このまま息が止まってしまえばいいのに。





と思う反面


体中で息を整えようとしてる自分が嫌になる。






すこし落ち着くと


どうしようもない現実が蘇る。


数時間前まで

いつもとかわらない時を過ごしていた。






「美菜…」






< 35 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop