星になっても
それから咲ちゃんのところにも行った。
咲ちゃんは
美菜がいなくなってから病気のように気力を失っていた。
表情をなくしてしまった咲ちゃんに美菜のことを話した。
―咲には…伝えきれないなぁ。
とりあえず大好きだよって言っといて。
幸せになってねって
ずっと友達でいてね―
俺がこの話をすると光をなくした咲ちゃんの瞳から涙が溢れた。
「美菜は…幸せだったんだね
あたしも美菜の分まで幸せにならなきゃ」
咲ちゃんは
また生きる希望をみつけたみたいだった。
さすが美菜だな。