星になっても
「駿君…」



駿に気づいたお母さんが立ち上がった。





「み…美菜はっ?」


息を整えるながら搾り出すように言った。



え?

あたし?



ここにいるけど…






お父さんも立ち上がる。



「駿くん…美菜はいま手術中だ
容態はまだわからない…」




その言葉を聞いて

目を見開き

駿の顔が真っ青になった。




「っくそっ!!美菜っっ!!」



壁を叩いてその場にしゃがみこむ。






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