キミが好き




「お帰りなさいませ、ご主人様」




あたしの接客も、板についた頃。




「朱里、奈都、休憩だって!周り行こ〜!」




可奈がニコニコしながら、言ってきた。




わ〜い!!



「やっと、回れるねー」




「うん!あ、優くんも山田もあとから来るらしいから…」




山田も…来るんだ。




一緒に回れるんだ。




そんなことで、嬉しくなって。




心踊る気分ってこのこと、なんだ。




と感じる。





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