キミが好き
好きなんだよ
…────────
──────────────
「くっそ……」
なんで、こんなに気になるだよ…
なんで、こんなにイライラするんだよ…
部活の終わり、頭を抱えた。
プレーも上手くいかねーし。
イライラが溜まる一方。
そんな俺に、話しかけてきたのは優。
「今日、どうしたの?らしくない…」
そう言われて、ボソッと呟いた本心。
「好きじゃないって…」
「……えっ?」
「朱里から…好きじゃないからって、言われた……」
そんなことで、むしゃくしゃして自分をコントロール出来なくなるなんて思ってもなかった。
「意味わかんねーよ」
…こんな自分も。
…あんなことを言った朱里も。
意味わかんねー…