キミが好き
でも、あっくんは
「楽しかったよね〜」
楽しかったのか?
「あ、女装させられたときは大変だったけど…」
え?そんなことしました?
「あと、牛のう○ことか掴まされたし」
うっそーん。
皆さま、あたしのこと軽蔑した目で見てらっしゃる。
「あとね〜」
「わーわーわー」
もう止めてくれ。
「どうしたの?急に叫んじゃって」
慌てているあたしに、自覚がないらしいあっくんは頭に“?”を浮かべている。
「いや…そろそろ行かなきゃでしょ?昔の話しは今度2人で、ねっ?」
無理矢理、話を終わらせてあたしはあっくんの背中を押す。
あっくんも、素直に頷いてくれてよかった。
これ以上は危険すぎる。