キミが好き





「ねー山田」



そのあと、話しかけたあたしを山田も軽蔑した目でみてきて



天然あっくんのバカちん。


「山田〜あれは小さいころの話でね?」




実際、覚えてないんだよ〜


「う○こ掴ませたとか、女装させたとか覚えてなくて」



それも、それで問題かも知れんが。




いくら話しかけても、冷たい目線を向けてくる山田に




「……軽蔑してる?」





泣きそう。




どうしようもなくて



どうしたらいいのかわからなくて



シュン…とするあたしに、山田がポツリと言った。



「…会うのか?」



「へ?」




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