キミが好き
そのあと、集合がかかり大広間へと向かった。
そして、勉強合宿の幕開け。
予想以上にキツイ勉強合宿に昼食ごろはみんなぐったり。
「あ〜もうやってらんない」
「だよな〜」
と山田と朱里は机にダリンとしていた。
でも、可奈はその横で笑っている優くんに釘付け。
かっこいい〜。
今まで、勉強をしていたからか、黒ぶちメガネをかけている。
やばい、鼻血ブーです。
「あ、可奈さん。」
可奈に気づいた優くんが声をかけてきた。
うわわ。
こっちにやって来た優くんに挙動不審になる可奈。
「大変だったね」
そう苦笑する優くんに返事するのも忘れ、見とれてしまっていた。
「可奈さん?」
「…え?あ、うん。大変だったよね〜」