キミが好き
「まだ夜もあるのかー、やってらんないよね…」
「あ、夜もあるんだったね。じゃあ昼食食べにでも行っこか?」
そう言われ、食堂へと向かうことになった。
食堂への廊下を歩きながら可奈は、カップルに見えたりすんのかなー?なんて考えて顔が真っ赤になっている。
アホだな、自分。
「可奈さん。なに食べる?」
「えっとー」
そうだな。
食堂につき、メニューとにらめっこ。
いつもなら、唐揚げ定食!とガッツリいきたいとこだが。
ここはあえて
「スパゲティにしようかな。」
そう言った可奈に、優くんは注文してくれた。
優しいなぁ、なんて改めて感じながらやっぱり唐揚げ定食にすればよかったと少し後悔。