キミが好き





こうして、引っ越しは無事終わった。



…いや、終わるはずだったんだ。



「よし、もう荷物はないよ!行こうか」



そう言って、ドアを閉めようとしたとき



「待って。なんかあるよ!手紙みたいなやつ」



この真っ白な封筒に気づかなければ…。



「何だろう?」



拾って裏を見ると、“山田悠”と記されていた。



< 212 / 220 >

この作品をシェア

pagetop