キミが好き

貧乳だな、お前




「んー…、やっと終ったよ〜」



背伸びし、晴れた顔でそう言った朱里に山田も横で背伸びしている。



そんな2人の場所へ、奈都、可奈、優と集まってきた。



今では、いつめん(いつものメンバー)だったりする。



「よーし。風呂でも行くか。」



山田の提案にみんなで頷き、女子は女湯、男子は男湯へと向かった。



「じゃあ、またあとでね!」



「うん、あとで。」



男湯と女湯への分かれ道で、可奈と優くんのやり取りにまるでカップルみたいだと朱里は思った。



それを言うなら、朱里と山田もだ。



「早く上がれよな、浜野」


「うっさいな〜、男子じゃないんだからっ」



まるで、付き合いの長いカップル。



そんな乙女2人を置いて、奈都はさっさっと女湯と大きく書かれているのれんの向こう側に行ってしまっていた。






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