キミが好き



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恋ばなが終わり、しばらくするとみんな寝息をたてていた。



みんな、寝るの早いなーなんて思いながら隣で寝ている可奈に布団をかけ直そうとしたとき。



「なぁ、悠寝た?」



優君の声がして、思わず手を引っ込めた。



「…寝た」



っておい。



寝てないじゃん。



そう思いながらも、山田らしいなと顔がほころぶ。



「悠さぁ、好きなやついんの?」



そんなことも、気にせず話続ける優君。



しかも、すごいこと聞いてない?



「…なんだよ、またその話かよ」



「だって、聞いてねーもん」



「いちいち、言わねーといけねーの?」



「…そうじゃないけど、聞きたい」



うん、聞きたい!



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