キミが好き



振り返ると大好きなあなたの姿。



いや、やっぱ嫌い。



だけど、キミのことになるとコントロール出来なくなる気持ちがあなたを好きだと伝えてくる。



溢れ出して止まんない。



「アホ、バカ、何しに来たの?」



泣きそうになって、山田に背を向けて消えそうな声を絞り出す。



「は? 何しにじゃねーだろ?お前が叫び続けたら俺は有名になっちまうだろ」


って方言直ってるし。



「もう、有名じゃん。」



あんたね、自分が気づいてないだけですっごい人気なんだよ。



本っ当にムカつくやつ。



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