キミが好き
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待ちに待った文化祭。
なんだかんだやって、衣装も完璧。
あたしは、フリフリしたピンクのワンピを着せられて頭にもなんか付けられて。
改めて、本格的だなーと思う。
それにしても…スカート短くないですか?
「朱里〜何やってんのっ?」
スカートの裾を一生懸命引っ張っるあたしを見て、可奈が首を傾げている。
そんな可奈は白のメイド服で、それが妙に似合っていて可愛いんですけど。
「いや…、スカート短くない?」
パンツ見えちゃうじゃん?
「そー?」
あたしの心配をよそに可奈は呑気に笑う。
いやいや、そー?じゃないから!