一途な恋

玄関先には龍が笑顔で手を振っていた

今日はお母さんは出かけてるから、置き手紙だけ書いて家を出た

遅くなったけど、あたしのお父さんは単身赴任で外国へ行っている

家に帰ってくるのは1年の終わり頃

だからあたしはお母さんと2人でお互いを支え合っている


“今日は少しくらい遅くなってもいいよね”

あたしは龍の元へかけよった

すると龍はあたしの手を引っ張って歩き出した


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