一途な恋
3章 ことは突然に
入学式してから1ヶ月
高校にも慣れてきた頃
1人の男子があたしの前に来た
「あの小川さん、俺、美山 龍(ミヤマ リュウ)って言うんだ。これからよろしく!」
その人は爽やか系で、いわゆるイケメンって感じの人だった
「突然だけど小川さん、好きな人とかいる??」
「はっ?」
あたしは突然のことで大声をあげてしまった
周りのみんなから不審な目で見られた
“あの時と同じじゃん...”