一途な恋

村山君に腕を捕まれて、そのまま引き寄せられた

あたしは言葉を発する間もなく、村山君に抱きしめられた


「む…村山君…離して…」

「離したくない」

そう言って強く抱きしめた


「村山君…な…なんであたしなの??」

あたしは思っていた事を聞いた

「なんでか教えてあげるよ。」

―――

高校の入学式の時、1人の女の子が、オレの前に現れた。

端から見れば普通の女の子だったけど、オレの目には違って映った…

桜の花びらが舞っている中、凛とした表情で空を見ていた

するとその女の子は笑顔になった
その笑顔はキラキラと輝いて見えたかと思えば突然その場からいなくなった

オレはその時からその女の子が気になりだした


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