一途な恋

あたし達は無言のままだった

龍があたしに気をつかわせたのか

“じゃあな”と言って家に帰って行った

あたしはぶらぶらしながら歩いていると公園が見え

しばらくそこにいた
さっきの事が頭をよぎる

とたんに胸がドキドキした

でも龍の顔がどこか寂しそうだった

もしかして何かあったのか…

いつの間にか公園から飛び出し、走っていた

向かった先は龍の家
あたしはインターホンを押した


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