私の王子様たちは××!?
…なんか私凄いことしてたんだね、
「思い出せた?」
『う、うん…ごめん、
ずっと女の子だと思ってて…』
「…許さないよ?
でも……」
そう言ったときは私の唇に何かが重なっていた。
「俺、今でも亜実のことが好きだ。
だからこれで今度は俺のこと男として
見てくれるよね?
じゃあ亜実、おやすみ。」
…え、えええええええええええええ!?!?
一瞬すぎて声も出ないし、体も動かない…
………どういうコトデスカ??
一日に、それも初対面(?)の男の子に
キスを2回も……
神様…私どうなっちゃうんでしょうか?
そんな私の切実な願いとは裏腹に
こんな姫と王子たちのおとぎ話が始まった。