傷だらけの僕等
【Risako side】

目の前に綺麗なお姉さん。

大きなメイクボックス。

数えきれないアクセサリー。

自分が目にしている光景が何なのか、自分がこれからどうなるのか分からなかった。


「緊張してる?」

「えっと…。」

「大丈夫よ。あたしの腕はプロ級だから。」

「あ…あの。」

「ん?なぁに?」

「あの、服とかあんなにたくさんありがとうございました。」

「ああ、気にしないで。余ってたから。
下着のサイズは合った?」

「はい。大丈夫でした。」

「そう。良かったわ。」


先生と全然似てない。

でも、顔の綺麗さとかは似てるのかな。

先生は普通にかっこいいけど、お姉さんは派手な美人って感じ。

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