傷だらけの僕等
「な…何?」

「別にー何でもないよ。」

「何でもありそうな顔して言わないで。」

「あ、もうここでよくないか?
普通のファミレスだけど、腹減ったし。」

「あたしはどこでもいい。」

「んじゃここで。」


家から歩いて10分くらいのファミレスに入った。

彼女にとっての約2ヶ月ぶりの外出でいきなり遠出すると抵抗を示すだろうから…

10分くらいがちょうどいい。


「2名様ですね。こちらへどうぞ。」

結構奥の席を案内される。

お昼時ということもあって、結構混んでいた。

メニューを開く。

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